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しゃべる猫「しおちゃん」の緊急入院から退院までのドキュメンタリー映像が飼い主さんの「しおちゃん」への愛にあふれている!

しおちゃん良かったねぇ、ティーちゃんも頑張ったねぇ。

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動画の内容
しおちゃん緊急入院

ツイッターの方ではしおちゃんの突然の不調をお伝えして、皆さんからたくさん励ましのお言葉をいただきました。ご心配をおかけして大変すみません。そして、本当にありがとうございます。

昨夜僕が帰宅すると、突然しおちゃんの様子がおかしいのでお腹を調べてみたら、膀胱が張っていました。どうやら、尿道が詰まっておしっこが出なくなってしまったようなのです。もともと泌尿器系があまり強くないしおちゃんですが、おしっこが出なくなってしまうと尿毒症になり、命に関わります。僕はすぐさましおちゃんを救急病院に連れて行きました。

マンハッタンにあるアニマルメディカルセンター(AMC)に向かいました。ここは24時間の救急を受け付けていて、100人ほどの獣医が勤務している大病院です。世界中から獣医が集まる最先端の病院としても知られています。ここが、僕の家からも最も近い救急なのでとにかくすぐ向かったのです。

病院に着くとすぐナースとドクターが診断を進めてくれて、やはり尿閉しているとの診断でした。

ところがここはNYです。そう簡単に事は進みません。まずお金の話が出てきます。治療には$3600(約40万円)はかかるので、今日まず30万円を払えるか?と聞かれたのです。払えなければ、最低限の処置をして他の病院に搬送せざるを得ないが、それはしおちゃんにとってベストな方法ではないとの説明を受けました。

そもそもNYは獣医費用が高いですし、AMCもしっかりした大病院なので、法外な金額をふっかけられているわけではないのは理解していました。それにしても高い…。治療費がすぐに払えなくて、愛するペットの命を諦めた人もいるだろうと想像して胸が痛みました。でも、しおちゃんの状況は一刻を争います。僕はすぐに処置を始めてもらうようドクターに告げました。

カテーテルを膀胱まで挿入して尿を排泄する処置をすぐに取ることになりました。尿閉の時間が長くなると尿毒症になり、血液中のカリウムが上昇して心機能が低下してそのうち死に至ります。幸い、しおちゃんの不調にすぐ気づくことができたので、血中カリウムが上昇する前に処置を施すことができました。

2時間ほどで処置は無事終わり、結石もなかったので手術の必要もありませんでした。症状は突発性の膀胱炎。膀胱内が炎症を起こして出血し、血の塊が尿道につまっておしっこが出なくなってしまったのです。この突発性の膀胱炎は実はねこの泌尿器系疾患にはとてもよく見られるケースで、多くがその原因が不明なのです。結石ではないので、療法食で解決するという話ではなく、対症療法的な処置が施されます。

メルマガには細かく書きましたが、しおちゃんには結石ができないようにかなりフードには気を使っています。けれども、この突発性の膀胱炎が起きてしまいました。この突発性膀胱炎、idiopathic cystitisとも言うのですが、20年くらい前まではストレスが大きな要因になっていると言われていました。現在では、この疾患はさらに他の要因もあることが示唆されているものの、まだまだ原因が解明していない状況です。人の間質性膀胱炎に症状や病態が似ていることから、免疫系のアンバランスなども示唆されています。

つまり、原因は複雑で複合的な要素が絡んで起こりうるということです。なので、確証のない原因をあれこれ推測することは科学的ではないしあまり意味のないことなので、そこを議論するつもりはありません。でも、繊細なしおちゃんのことなので、小さな変化は今後も見逃さないようにしなければと今までにも増して気持ちを引き締めているところです。

処置直後は面会謝絶だったのですが、翌朝になって面会することができました。ツイッターで多くの方々にご心配をおかけしたので、以下に報告をしたいと思います。僕は医学を生業としているので、報告という意味で中立に状況をお知らせできますが、以下はしおちゃんの痛々しい写真もありますので、そのような写真に不快感を覚えそうな方や、病気の報告をすることに対して違和感をお持ちになられる方もいらっしゃるかと思いますので、閲覧は各自のご判断でよろしくお願い致します。

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引用元:OKYN しゃべるねこ、しおちゃん

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