2015年10月27日 歴史・人物 タグ: NHKスペシャル, 新・映像の世紀
NHKスペシャル <新・映像の世紀> 第1集 「百年の悲劇はここから始まった」
2015年10月25日に放送された、NHKスペシャル <新・映像の世紀> 第1集 「百年の悲劇はここから始まった」を紹介します。
(所要時間:約1時間13分)
動画の内容
大反響を呼んだ「映像の世紀」から20年。その後も、世界のアーカイブスの整備と情報公開が進み、未公開映像が続々と発掘されている。「新映像の世紀」では、新たな映像で100年の時を追体験していく。
今回は、歴史を動かした主役、脇役たちの人間ドラマに焦点を当てていく。放送開始90年を機に、歴史を追体験し、その教訓を未来に引き継いでいくための大型シリ-ズである。
発明されたばかりのムービーカメラが初めて本格的に動員されたのが、第一次世界大戦である。1914年6月、バルカン半島でおきたテロ事件をきっかけに、戦火は瞬く間に世界中に拡大、毒ガス、戦車、爆撃機などの新兵器が登場、30カ国を超える国家が巻き込まれ、犠牲者は民間人をふくめ3800万人に及んだ。
この戦争は、今も世界を覆う不幸の種子を世界にばらまいた。そこに関わった人々の人間ドラマを描いていく。
あのアインシュタインが天才と呼んだ、ドイツの科学者、フリッツ・ハーバー博士。画期的な肥料の研究でノーベル賞まで受賞した博士は、大戦中、人類史上初めての化学兵器・毒ガスを発明した。
ロシア革命を成し遂げ、世界で初めての共産主義国家を樹立したレーニンは、恐怖政治の創始者でもあった。
砂漠の英雄・アラビアのロレンスは、新たなエネルギー・石油をねらったイギリスの情報将校としてアラブ社会に食い込み、裏切った。今にいたる中東紛争のきっかけはロレンスだった。
わたしたちの生きている世界自体が、第一次世界大戦の産物なのである。
引用元:NHKスペシャル