2014年1月31日 歴史・人物 タグ: 原発問題, 小出裕章(こいでひろあき)
放射能汚染の時代を生きる ~京大原子炉実験所・“異端”の研究者たち~
2011年10月23日に放送された、大阪・MBS(関西ローカル) 映像’11「放射能汚染の時代を生きる ~京大原子炉実験所・“異端”の研究者たち~」を紹介します。
(所要時間:約50分)
動画の内容
私たちはこれから放射能汚染とどう向き合っていくべきか。
毎日放送(MBS)が、3月の東京電力福島第一原発の事故が突きつけた問題を取り上げ、ドキュメンタリー「映像’11 放射能汚染の時代を生きる 京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち」を制作した。
「熊取6人組」と呼ばれた京大原子炉実験所(大阪府熊取町)の研究者たちは、原発の「安全神話」が主流だった時代から、約40年にわたって原発の危険性を訴え続けてきた。番組は、彼らに焦点を当て、現在も実験所に勤める小出裕章助教と今中哲二助教の事故後の半年間に密着した。
2人は3・11後、それまでと一変して脚光を浴びるようになった。福島市での講演で「残れば健康被害、逃げれば心が崩壊する」と苦悩しながらもリスクを率直に説明した小出助教。福島県で放射線量を測定し、住民に情報を提供する今中助教。それぞれの、危険性を指摘していながら事故を止められなかった痛恨の思いが浮き彫りになる。
津村健夫ディレクターは「被災地を思うと今も心苦しいが、原発についてフラットに議論をできるのは今しかない」と話す。「日本は、原発に関してこれからどう歩んでいけばいいのか、その判断材料にしてほしい」(向井大輔)
(2011年10月21日(金)の朝日新聞夕刊より)
↑いいね!をクリックすると、コメント付きでFacebookに投稿できます。