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今の日本は “戦争前夜”/そもそも総研「100歳の現役ジャーナリストは戦後70年の今、何を語るのだろうか?」

2015年8月13日に放送された、そもそも総研「百歳の現役ジャーナリストは戦後70年の今、何を語るのだろうか?」を紹介します。

(所要時間:約19分)

動画の内容
大きな戦争であればあるほど徹底的に秘密にされる

むのたけじさんは、100歳の現役ジャーナリストです。

太平洋戦争中は従軍記者だったというむのさんは、「ジャーナリストとして“戦争の真実”を伝えられなかった責任」をとるべく、終戦の日(8月15日)に「朝日新聞」を去ったといいます。

その後は故郷の秋田県に戻って「たいまつ」という新聞を創刊したそうです。

従軍記者として戦場の過酷な現実を目の当たりにしてきたむのさんは、「戦争とは、人間から人間性を奪い去る最大の罪悪である」と語ります。

戦前の空気感を肌で知るむのさんは、「いまの日本には、戦争前夜の状況と重なる部分が多分にある」とおっしゃいます。

戦時中のマスコミは軍部に過剰に気を遣い、自らの判断によって「社内検閲」を強化していったのだそうです。

「当時の新聞記者たちは、自分も含めて、取材を通じて様々な現実を知っていたにもかかわらず、自主規制して報道を差し控えた」と語るむのさんは、そのことを深く悔いているそうです。だからこそ100歳となった現在もなお、現役のジャーナリストであり続けるのだといいます。

むのさんは「戦後70年、今の日本人に伝えたいこと」として次のように語りました。

「私は日本人に言いたいことは 人様に頼むのはやめよう と。我々の悩みは我々たち自身で考えて。お偉い人が来て世の中を良くしてくれることは過去にもなかったように、今後そういうことは未来永劫にあり得ないと。」

「だから今 戦争になったらどうなるといったら、戦争になって一番苦しむ者たちが じゃあどうすると(考える)。俺ら皆で 家の中で語りあえばいいわけ。そうすると道が開かれてくる。それを言いたいのよ」

引用元:そもそも総研

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