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そもそも“下流老人”に「転落するきっかけ」は何なのだろうか?/そもそも総研

2015年10月1日に放送された、そもそも総研「そもそも“下流老人”に転落するきっかけは何なのだろうか?」を紹介します。

(所要時間:約17分)

動画の内容
自分たちの生活費としては、大体(月に)50万円ぐらいは最低でもあった

人生の“選択”を誤ったことで下流老人となったお二人

8月に放送して反響を呼んだ「下流老人」の問題。下流老人とは「収入が著しく少ない」「十分な貯蓄がない」「頼れる人間がいない」という3つの悪条件が重なった高齢者のことを言うのだそうです。今回は「もともとは“中流”だった」というお二人にご登場いただき、「下流に転落してしまった理由」を伺いました。

一人目は、森實桂子(もりざね・けいこ)さん(73)です。30代の頃には「自宅に加えて、老後に備えるための賃貸用不動産まで所有していた」という森實さんですが、現在は家賃5万円のマンションで一人暮らしで、国民年金の不足分(およそ6万円)を貯金を切り崩して補う生活をしています。

夫婦で会社を経営していた頃は裕福だった森實さんでしたが、34歳で離婚した際、財産分与で「家か会社か」という選択を迫られ、会社を選んだところから運命が変わり始めました。40歳で再婚したものの57歳で再び離婚となり、同じ年に財産だった会社も倒産してしまったのです。

もしも離婚していなかったら中流のままでいられたと思いますか?」という玉川徹さんの問いに、森實さんは「今よりは良いと思う」と答えておられました。

二人目は、かつて大手損害保険会社に勤めていたという川村貞男(かわむら・さだお)さん(74)です。現在はマンション管理人の仕事と国民年金で20万円ほどの収入があるそうですが、「いずれ働けなくなることを考えると不安」と語っておられます。

川村さんが下流に転落した原因は「転職の失敗」だったそうです。40代の時に「脱サラ」して友人の会社に移ったものの上手くいかず、やがて退職。その後に離婚をして、養育費のためにマイホームも売却したそうです。

60歳になる頃には、10カ月ほど路上生活も体験したといいます。生活保護を受けたのをきっかけに立ち直り、現在の生活に至ったそうですが、「かつての自分は自信過剰でおごりがあった。最初の会社で地道に働いていれば、下流に転落することはなかった」と川村さんは自己分析をしていました。

お二人の取材を終えた玉川さんは「人生の選択を誤ると、今の日本では“下流老人”も不思議ではない」という結論に達しました。

引用元:そもそも総研

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