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まるで大規模な原油流出が毎年繰り返されるようなものです。/BS世界のドキュメンタリー「岐路に立つタールサンド開発 ~カナダ・広がる環境汚染~(前編)」

2011年4月4日に放送された、BS世界のドキュメンタリー「岐路に立つタールサンド開発 ~カナダ・広がる環境汚染~(前編)」を紹介します。

(所要時間:約44分)

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※ 後編はまだ見つけていません。見つけ次第紹介します。

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動画の内容
タールサンド採掘場

原油を含んだ砂・タールサンド。カナダのアルバータ州には1兆6000億バレル以上のタールサンドが埋蔵されている。精製や輸送コストが高いため敬遠されていたが、石油価格の高騰で一気に開発が進んでいる。そのタールサンドの一番の輸出先は、アメリカだ。

しかし精製によって有害物質が川や大気に放出され、周辺に暮らす先住民族に深刻な健康被害が起きている。アルバータ州政府は世界的な科学者たちの警告に耳を貸そうとせず、ガンの発生率が高いことを指摘した医師は職を追われた。

こうしたなか、先住民たちはデネ族の伝説的長老に助けを求め、タールサンドの問題を世界に訴え始める。2009年にはCOP15の開催中にコペンハーゲンを訪れ、デモに参加してタールサンドの危険性を主張した。一方、州政府はアメリカの議員に働きかけるなど、大金を投じてタールサンドのPRを行っている。

デネ族の長老は、ジェームズ・キャメロン監督に会うことを決意する。キャメロン監督は映画「アバター」で資源開発会社に立ち向かう先住民の姿を描き、環境問題に熱心なことで知られる。

タールサンドは石油枯渇時代の救世主となるのか、それとも開発による環境破壊は石油ヘの依存を見直すきっかけとなるのか。岐路に立つタールサンド開発を追う。(前編)

原題:Tipping Point
制作:国際共同制作 NHK/Clearwater Documentary/CBC(カナダ 2011年)

引用元:BS世界のドキュメンタリー

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