2013年5月28日 仕事・生活 タグ: ETV特集, 医療
NHK・ETV特集「毒と命 ~カネミ油症 母と子の記録~」/事件発覚から45年を経た現在でも、子どもや孫への世代を超えた「毒の移行問題」は放置され続けている
2013年5月25日に放送された、NHK・ETV特集「毒と命 ~カネミ油症 母と子の記録~」を紹介します。
(所要時間:約1時間30分)
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動画の内容
食用油にダイオキシンが混入し、日本各地で1万4千人が被害者を訴えた「カネミ油症事件」。
事件発覚から44年を経た去年(※2012年)、初めて被害者救済法が成立し、国の被害者救済の責務が法的に明記された。
しかし、成立した救済法で一顧だにされなかった問題がある。
それは、子どもや孫への世代を超えた「毒」の移行の問題だ。
3年前、国が公表した健康実態調査の結果では、回答者の4割が、子ども世代の症状の存在を訴えた。
長崎県諫早市に暮らす認定患者・下田順子さん(51歳)もその一人。
小学生のとき、家の食事で汚染油を口にし、重い皮膚症状や内臓疾患に悩まされてきた。その後結婚し、汚染油の摂取から20年後に出産。生まれてきた子どもは、幼い頃から体が弱く、成長するにつれ原因不明のけん怠感に悩まされ20歳を超えた今も、さまざまな病気や体調不良に苦しんでいる。
事件発生から45年。被害者がつないできた「命」は「毒」もまたつないでいってしまうのか。
番組では、下田さん親子を中心に、声を上げ始めた被害者の姿を取材、放置され続けるカネミ油症・次世代被害の実態を報告する。
引用元:ETV特集
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