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戦争とラジオ 第2回 「日米電波戦争 ~国際放送は何を伝えたのか~」/NHK・ETV特集

2009年8月16日に放送された、NHK・ETV特集 <シリーズ 戦争とラジオ> 第2回 「日米電波戦争 ~国際放送は何を伝えたのか~」を紹介します。

(所要時間:約1時間29分)

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動画の内容
東京ローズ

戦時中の国際放送「ラジオ・トウキョウ」の録音盤130巻がアメリカ国立公文書館に残されていることが判明した。さらに1940年から45年の主要番組のコメントがすべて書き写されたスクリプトも発見され、日本の対敵放送の詳細な実態が明らかになろうとしている。

「情報戦争」とも言われる太平洋戦争。日米両国は開発されたばかりの短波放送を使って最前線に情報を伝える一方、互いにえん戦意識を植え付けようとプロパガンダ放送を行った。しかし敗戦後、日本にあった「ラジオ・トウキョウ」の録音盤は焼失し、長い間その実態はベールに包まれていた。

発見された録音盤から浮かび上がる国際放送の実態とは何か。第一には「対敵プロパガンダ」である。軍部の介入により、連合軍捕虜を使ったり、トウキョウローズと呼ばれるDJを使った音楽番組をプログラムするなど、あらゆる手を使ってラジオトウキョウの対敵謀略放送は行われた。

しかし短波は単にプロパガンダのツールとして使われていただけではなかった。「敵国」米国が日本に対して行っていた放送も発見されたのだが、その音源から国際放送は敗戦間際には、日米の和平工作の媒介として機能していたことがわかってきたのである。

「ザカライアス放送」である。日米の外交ルートが途絶えたなか、ザカライアス海軍大佐は短波を通じて日本側に和平を訴えた。それに対して「ラジオ・トウキョウ」も和平工作につながる放送を米国側に流し続けた。この双方の放送がその後のポツダム受諾へのひとつの道筋に発展していく・・・・・・。

国際放送が戦争に果たした役割はどのようなものだったのか。発掘された米国の資料、録音テープ、アナウンサー、傍受者など当時の関係者の証言などから実態を明らかにし、放送の戦争責任を考える。

引用元:ETV特集

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