2013年12月6日 政治・ニュース タグ: 原発問題, 特定秘密保護法案

なぜ、【特定秘密保護法案】に反対するのか？ 著名人が語る「反対」の理由／NEWS23・秘密の深層

2013年12月5日に放送された、NEWS23・秘密の深層「著名人が語る“反対”の理由」を紹介します。

（所要時間：約9分）

動画内より抜粋

特定秘密保護法案についての風信雲書は今日で3回目です。

1回目は法案が国会に提出された日でした。慎重審議を求めました。

2回目は衆院特別委員会で採決が強行された日です。多くの懸念が払拭されず、しかも福島での公聴会で公述人7人、全員が慎重論・反対論だったのに、翌日の強行採決でした。国会の歴史に消しがたい汚点を残したと指摘しました。

これほどの杜撰（ずさん）で危険な法案が間もなく成立するとは、今のいまでも信じられません。私の40年あまりの取材活動の中でも、こんなに酷い法案、こんな国会を見るのは初めてです。

拙速かつ強引な国会運営は、多数与党の “おごり” そのものです。

自民党は十分審議したと申しますけども、実態は逆ですね。審議すればするほど問題点があらわになってきています。

連立与党・公明党の役割も重要です。ブレーキ役を果たすのは今しかありません。

今議論されている第三者機関についても、とてもその名に値しないものです。秘密保護の名に隠れて、一般国民もひろく、法の網をかぶせて、調査・捜査をやりやすくします。国民の知る権利、言論の自由、表現の自由、取材の自由、さらに国会の国政調査権から憲法で保障された基本的人権まで侵害しかねない、こうした法律の成立を許すことはできません。

国会の汚点というだけでなく、歴史に致命的な禍根を残すことにならないよう、また、後々後悔することが無いようにしましょう。