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NHKスペシャル <日本人はなぜ戦争へと向かったのか> 第4回 「開戦・リーダーたちの迷走」/なぜ戦争に勝ち目がないことを知りながら開戦を避けられなかったのか?

2011年3月6日に放送された、NHKスペシャル <日本人はなぜ戦争へと向かったのか> 第4回 「開戦・リーダーたちの迷走」を紹介します。

(所要時間:約49分)

動画の内容
犠牲者に背を向け「我々は間違えた」とは言えないのです

なぜ日本は無謀な戦争への道を選択したのか。太平洋戦争70年の年に問いかける大型シリーズ。最終回は、いよいよ開戦を決定した1941年をとりあげる。

今回見つかった当事者たちの戦後の証言テープからは、驚くべきリーダーたちの実態が明らかになった。

日本の国策決定の場は、全ての組織の代表者が対等な権限を持つ集団指導体制で、全会一致が建前。常に、曖昧で、玉虫色の決定が繰り返された。

各組織のリーダーたちは、戦争に勝ち目がないことを知りつつも、戦争できないと言うことが自らの組織に不利益を与えると考え、言い出すことができない。

海軍、企画院、陸軍、首相、それぞれが互いに責任を押しつけ合い、重大案件は先送りとなっていく。しかし、日米交渉が暗礁に乗り上げ、妥結の見通しがみえない中、首脳部は、国力判断、すなわち国家の生産力・戦争遂行能力のデータを総動員して、譲歩か、戦争かの合議を行う。

結論は、各組織の自壊を招く「戦争回避」より、3年間の時間を稼ぐことのできる「開戦」の方に運命を賭ける。

日本のリーダーたちは、国家の大局的な視野に立つことなく、組織利害の調整に終始し、最後まで勇気をもった決断を下すことはなかったのである。

引用元:NHKスペシャル

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