海外送金は世界経済の隠れた力/ディリップ・ラーサ
エコノミストで詩人のディリップ・ラーサ氏が、国際移民たちの海外送金は年間で4130億ドル(約41兆円)にもなり、この「思いやりに包まれたお金」が送金先の国の経済や貧困層に大きなインパクトを与えるだけでなく、民間投資資金と違って国内で悪い兆候があったとしても資金が流出することがなく保険のような役割を果たしていることを解説します。
そして、海外送金の障壁となっているのが、海外送金業者が貧困層から搾り取る「法外な送金手数料」と、労働斡旋業者が移民労働者から搾取している「高額で違法な斡旋手数料」であると指摘し、海外送金と移民の労働斡旋を、より安全で安価なものにするために私たちができることは全てやる必要があり、そしてそれは実現可能なのだと訴えています。
(所要時間:約17分)
動画の内容
2013年に国際移民が家族や友人に送金した金額は4130億ドルにのぼり、これは世界の開発援助資金の合計(約1350億ドル)の3倍に相当します。
この海外送金という資金は受け手の人生に大きな変化をもたらし、多くの国の経済に大きなインパクトを与えます。
エコノミストのディリップ・ラーサは、この「思いやりに包まれたお金」の有用性とともに、運用上・規制上の障壁によってなぜ有効に活用されていないか説明します。
引用元:TED
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