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NHK・クローズアップ現代 「知られざる ~放射性物質の都市濃縮~ 」

2011年12月12日に放送された、NHK・クローズアップ現代「知られざる “都市濃縮” 」を紹介します。

(所要時間:約25分)

動画の内容
保管先がないということであれば、ごみ焼却は止まる

東日本大震災から9か月。いま首都圏各地で、高い放射線量が計測される「新たなホットスポット」が次々に見つかっている。

茨城県では、避難の目安、毎時3.8マイクロシーベルトに匹敵する場所が見つかり、住民の間に不安が広がっている。

原因は都市そのものにあった。

道をアスファルトで覆い、人工河川で排水性を高めたことで、都市特有の、放射性物質の「濃縮」が起きたと考えられている。

首都圏の家庭から毎日出されるゴミに含まれる放射性物質も「都市濃縮」されている。

千葉県柏市では、ごみを100分の1に減らせる最新の焼却施設で、焼却灰から高濃度の放射性物質が検出された。こうした焼却灰の一部は、すでに全国各地の埋め立て処分場に運ばれていた。

事態の深刻さに気付いた秋田県の自治体では、これまで運ばれてきた200トンを超える焼却灰の返却を指示した。

国は、焼却灰をコンクリートで固めて埋め立てるよう方針を示したが、首都圏でこうした施設や技術を持つ自治体はない。行き場のない焼却灰がたまり続けると、ゴミ処理そのものが止まる恐れも出ている。

効率を追い求めてきた都市。その結果、新たな放射能の脅威と向き合うことになっている。

番組では、「都市特有の放射能濃縮」をリポート。解決策を探っていく。

解説者:森口祐一(東京大学大学院 教授)

引用元:NHK・クローズアップ現代

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