@動画 > 仕事・生活 > 不屈の森 ~牛久・放射能と向き合う自然公園~/茨城県にある「牛久自然観察の森」は、雨が降る度に放射性物質が流れ込み、除染するというサイクルが続いている。

不屈の森 ~牛久・放射能と向き合う自然公園~/茨城県にある「牛久自然観察の森」は、雨が降る度に放射性物質が流れ込み、除染するというサイクルが続いている。

2013年10月2日に放送された、NHK・ろーかる直送便 茨城スペシャル「不屈の森 ~牛久・放射能と向き合う自然公園~」を紹介します。

(所要時間:約44分)

動画の内容
毎時0.47マイクロシーベルト/【国の除染基準】 毎時0.23マイクロシーベルト

茨城県にある「牛久自然観察の森」は市民の憩いの場だったが、福島第一原発事故以降、急変した。ホットスポットと呼ばれる、放射性セシウム値が部分的に高くなった場所として、従業員・ボランティアの戦いが始まった。

「牛久自然観察の森」は7人の自然観察員で管理されている。リーダーの齊藤さんは今年から、活動を再開させるために、放射線量のチェックを怠らない。子供たちが遊べるように、除染し新たな土をかぶせた。安全の最終確認を行うと国の放射線量の基準を下回っていた。しかし、入り口は高い放射線量が計測された。雨により森から放射性物質が流れ込んでいた。

齊藤さんは、放射線量値が高い場所は、封鎖することを決め、久々に再開されるイベントは厳戒態勢の中、行われることになった。翌日、たくさんの親子がやって来た。職員・ボランティアは安全を第一に案内する。牛久市の親御さんは、震災後の子供たちの遊び場に頭を悩ませていたが、3年ぶりに牛久自然観察の森が解放され一安心している。線量が高い場所の除染を行っても、地下深くに染みこんでおり人の手では無理だと判断された。

放射性物質を多量に含んだ土の保管は危険を含んだ作業のため、齊藤さんは出来るだけ1人で行ってきた。齊藤さんはこの森にボランティアとして関わり、環境問題への取り組みに興味を惹かれていった。原発事故後、森はその役割を果たせなくなり、雨が降る度に放射性物質が流れ込み、除染するというサイクルが続いている。

牛久自然観察の森職員は、新たな活動を始めている。その一つに、小学校への訪問。森で観察が出来ないため、学校などで自然観察を行っている。いつか森での活動が再開できるその日まで、出張ガイドを続けていく。4月下旬になると人々がフクロウの観察にやってくる。また、家族連れの姿もみられるようになった。

人が増える大型連休前、会議が行われた。会議では放射線量を知らせるべきではないという結論に達した。そして、重機での除染を開始し放射線量を目標値まで下げる事ができた。そしてフクロウたちは今年も森で子育てをしている様子だった。そして、連休前に子供たちが室内で放射線量を気にしないで遊べるスペースを作った。

休園日に写真同好会がボランティアで、外来魚の駆除へやって来た。更に、近所の人々が園路の除染に協力してくれた。あとは、フクロウの巣立ちを待つだけ。5月の連休に入り、いつもより早く開園し来客に備える。朝、カメラマンたちがフクロウの巣箱の前にやって来た。更に、親子連れも続々と増えていった。

待望のフクロウの巣箱からは親フクロウが出てきたが、この日は巣立ちはしなかった。そして10日、多くのカメラマンが見守る中、フクロウの子どもが巣箱から姿を見せた。30分程、顔を見せ巣箱へ戻っていった。事故から2年、ようやく賑を取り戻せた。

引用元:TVトピック検索

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