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同時通訳=“格闘技”/プロフェッショナル・仕事の流儀「言葉を超えて、人をつなぐ/会議通訳者・長井鞠子」

2014年3月3日に放送された、プロフェッショナル・仕事の流儀「言葉を超えて、人をつなぐ/会議通訳者・長井鞠子(ながい・まりこ)」を紹介します。

(所要時間:約50分)

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動画の内容
言葉を超えて、人をつなぐ/会議通訳者・長井鞠子

先進国首脳が集うサミット、貿易交渉や軍縮会議、そして2020年東京オリンピック招致に至るまで、過去40年以上日本の外交を支えてきた通訳・長井鞠子。

発言を聞くと同時に、理解→分析→翻訳→発声というプロセスをわずか1~2秒の間におこなう「同時通訳」、その最高峰と言われるプロ中のプロだ。

長井が話す言葉は、通訳にありがちなたどたどしさとは一切無縁。話者が話すとほぼ同時に、まるでその発言者が話しているかのような自然な言葉で、日本語を英語に、英語を日本語に、個性やニュアンスまで正確に再現してみせる。

あらゆる分野をこなすオールラウンダーであり、なおかつ圧倒的に分かりやすいその同時通訳の腕は、歴代首相をはじめ、世界中のVIPから指名を集めてきた。

同時通訳=“格闘技”

長井は「同時通訳」の仕事を、“格闘技”に例える。

「そのときその場で発言されたものに瞬間的にスパッと答えるという意味で“格闘技”、真剣勝負です。あなたが言ったことはちゃんと受けとめて、相手に渡してみせるから、どんといらっしゃいと思っている」。

全身全霊をささげて、話し手の思いを伝えていく長井。長井は毎回通訳ブースから話し手をぐっと見据え、その熱意が乗り移ったように身振り手振りを交えて通訳していく。

準備と努力は、裏切らない

通訳になって47年。いまや大ベテランとなり、あらゆるジャンルの国際会議を任される長井だが、最も大切にしているのは地道な下準備だ。

どんな仕事でも、事前に手書きの単語帳を作る作業を欠かさない。手書きで1つ1つ書き出すのは、カギになりそうな専門用語や難解な単語ばかりではない。高校レベルの基本単語でも、最適な訳はなにかを探り当てるために、辞書を丁寧に引き続ける。

かつて、たった一度準備を怠ったときの苦い経験を胸に、どんなに時間がないときでもこの準備は怠らない。

「準備と努力は、裏切らない」

その信念こそが、長井のよどみない同時通訳を支えている。

引用元:プロフェッショナル・仕事の流儀

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