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女たちの赤紙 2つの戦争を生きた看護婦/NEWS23

2015年7月29日に放送された、NEWS23 <千の証言> 「女たちの赤紙・2つの戦争を生きた看護婦」を紹介します。

(所要時間:約10分)

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動画の内容
女たちの赤紙 2つの戦争を生きた看護婦

かつて日本には、いわゆる赤紙、戦時召集状を受け取った女性達がいたことをご存知でしょうか。 石黒三沙子(いしぐろみさこ)さんは、「従軍看護婦」として招集され、戦地に向かいました。

当時、満州では日本軍とこれに抵抗する中国人(抗日ゲリラ)との戦いが続いていました。看護婦には丸秘と呼ばれる特別な仕事が課されるようになりました。軍医の命令で、治る見込みがない入院患者に「殺すための注射」を打つのです。

自分というものがなかった

当時を振り返り、石黒さんは「自分で考えることをしなかった」と話します。

やがて敗戦を迎えたが、中国大陸では毛沢東(もうたくとう)が率いる中国共産党軍と、蒋介石(しょうかいせき)が率いる中国国民党軍が激しい内戦を繰り広げていました。共産党軍は、看護婦を連れて行くことで日本の高い医療技術を利用したかったのです。

陸軍病院の看護婦から共産党軍の捕虜となった石黒さんの、もうひとつの戦争が始まりました。

従軍看護婦として2つの戦争を生きた石黒さんが帰国したのは、終戦から8年後の1953年でした。

石黒さんは帰国後も看護婦として働き続けました。

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