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治る病気が治らない!? ~抗生物質クライシス~/NHK・クローズアップ現代

2015年11月17日に放送された、NHK・クローズアップ現代「治る病気が治らない!? ~抗生物質クライシス~」を紹介します。

(所要時間:約26分)

動画の内容
耐性菌

細菌感染の治療に欠かせない抗生物質。

新薬の開発が滞る中、「最後の切り札」的存在の抗生物質まで効かない耐性菌が登場し、使える薬がなくなるという危機感が高まっている。

中耳炎では、耐性菌により治りにくい患者が増加。NICUでは、母親が知らずに持っていた耐性菌が母子感染し、新生児が亡くなるケースも起きている。

特に警戒されているのが、CREという腸内細菌の耐性菌。

腸内に保菌しているだけでは無害だが、血液中に入って炎症を起こすと、使える薬がほとんどなく、世界中で死者が出ている。日本には少ないと考えられていたが、初めての全国調査により、この1年で1700人以上の感染者がいたことが明らかになった。

最新の研究により、CREが様々な種類の菌を耐性菌に変えてしまう性質を持ち、従来の検査体制では発見が難しいこともわかってきた。

WHOは去年(※2014年) 「このままでは近代医療が成り立たなくなる」と警告。

風邪など本来抗生物質が不要なときに使用しないことで「耐性菌を生みださない」取り組みや、これまで対策が行き届かなかった在宅ケアや介護の現場で「耐性菌を広げない」取り組みも始まっている。

医療現場の知られざる異変に迫り、その対策を考える。

全文書き起こし (動画の内容すべてをテキストでご覧いただけます)

引用元:クローズアップ現代

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