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核のゴミ抱える村/青森・六ヶ所村の現実

2011年07月04日に関西テレビ「スーパーニュースアンカー」の特集として放送された、「核のゴミ抱える村 青森・六ヶ所村の現実」を紹介します。

(所要時間:約12分)

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小出裕章(こいでひろあき)助教のインタビュー文字起こし
小出裕章(こいでひろあき)助教

ウランという資源は石油に比べても数分の1、
石炭に比べたら数十分の1しかないという誠に貧弱な資源で、

こんなもの未来のエネルギー源にならなかった、のです。

実はそのことは、私は足を踏み込んでから知ったわけですけど、
原子力を進めてきた人たち、ほんとに知識を持ってる人たちは
初めから知っていた。

(核燃料)サイクルの中の一部が高速増殖炉ですから、

高速増殖炉がなければ、核燃料サイクルという概念自身が意味がなくなる。

<ナレーション>

高速増殖炉のめども立たないのに、
取り出したプルトニウムは長崎型の原爆4000発分に相当します。

プルトニウムの毒性はウランの20万倍、核兵器の材料にもなるため、
再処理工場はIAEA・国際原子力機関が24時間監視する
厳重な警備体制が敷かれています。

六甲山は931メートルの高さがある。今はあります。
でも100万年前はあの場所は海だったのです。

ですから、100万年の間にもあんなに高い山が出来てしまう。

仮に300メートル、
あるいは何百メートルかの地の底に埋めたつもりであっても、
100万年後にはもうそれが山になってしまう。

10万年100万年先まで安全を保証できるような科学は
残念ながら、私も残念に思うけれども、いま人間には持ってないのです。

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