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イエローケーキ ~ウラン採掘の現場から~/原子力発電は“クリーンなエネルギー”ではない。

2012年03月12日に放送された、BS世界のドキュメンタリー <シリーズ・原子力の残痕> 「イエローケーキ ~ウラン採掘の現場から~」を紹介します。

(所要時間:約49分)

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動画の内容
イエローケーキ

原子力発電の燃料となるウランは、鉱石からイエロー・ケーキに精製する過程で大量の放射性廃棄物が発生する。原発に比べ、伝えられることの少ない鉱山の問題に焦点を当てる。

旧東ドイツ南部、ヴィスムートのウラン鉱山は、冷戦時代にソ連の核兵器用ウランを産出し一時は12万人もの作業員が採掘に従事。統一後、ウラン生産は無期限停止となったが、膨大な廃棄物や、作業員の高い肺がん発症率など、その爪痕は深い。65億ユーロもの税金を使って行われている危険な処理作業に未だ出口は見えない。

ナミビアはウラン産出新興国。ロッシング鉱山では、男性作業員に混じって多くの女性たちも採掘作業に従事する。被爆への不安はあるが、安定した収入のため大型トラックを日々、運転している。

カナダ北部、人口100人あまりのウラニウム市。世界最大のウラン生産企業カメコ社やフランスの原子力産業アレバ社が操業するウラン鉱山で働く作業員たちは、放射能による健康への被害を否定する。それどころか、新たなウランの鉱脈の調査を行い、使用済み燃料の貯蔵施設の誘致も期待している。地域経済の柱がウラン生産なのだ。

ドイツ、ナミビア、カナダ・・・どのウラン鉱山でも、放射性の汚泥と膨大な採鉱クズの処理に展望は無い。本当に原子力発電とは“クリーンなエネルギーなのか”と番組は問いかける。

原題:Yellow Cake The Dirt Behind Uranium
制作:Um Welt Film Produktions (ドイツ 2010年)

引用元:BS世界のドキュメンタリー

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