2014年12月4日 歴史・人物 タグ: 沖縄, 沖縄県知事選挙, 菅原文太(すがわらぶんた)
政治の役割は二つあります。一つは「国民を飢えさせないこと」 。もう一つは、これが最も大事です 「絶対に戦争をしないこと」/菅原文太(すがわらぶんた)氏 in 沖縄
2014年11月1日に沖縄で行われた「沖縄県知事選挙・1万人うまんちゅ大集会」にスペシャルゲストとして登壇した、俳優の菅原文太氏のスピーチを紹介します。
(所要時間:約12分)
動画の内容 (全文書き起こし)
こんにちは。
沖縄は、何度来ても気持ちがいいね。
あの、カートに乗って楽をさせてもらったけど、80過ぎたんで、さっきの2人みたいに走れないよ。
30年前ならあの倍くらいのスピードで走ったけどね。
今日は自分から立候補して、ピッチャー交代、知事交代、ということで押し掛けてきました。
プロでない私が言うんだから、あてになるのかならないのか分かりませんけど、政治の役割はふたつあります。
一つは、国民を飢えさせないこと、安全な食べ物を食べさせること。
もう一つは、これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!
私は小学校の頃、軍国少年でした。
小学校。なんでゲートルを巻いて、戦闘帽をかぶって竹槍を持たされたのか? 今振り返ると本当に、笑止千万です。
もう二度とああいう経験は子どもたちに、子どもたちだけじゃない、大学生も、雨のなかを、大勢の将来大事な大学生が戦地へ運ばれて、半数が帰ってこなかった。
今の政府と、本土の政府ですよ。
仲井真知事は、まさに戦争が起こること、起きること、戦争をすることを前提に沖縄を考えていた。
前知事は今、最も危険な政権と手を結んだ。
沖縄の人々を裏切り、公約を反故にして、辺野古を売り渡した。
―:そうだ!
古い映画だけど、「仁義なき戦い」に、その流れでいうと、仁義なき戦いの裏切り者の山守、覚えていらっしゃらない方もいるかな?
―:覚えてるよー!
覚えてるかーっ!
映画の最後で、「山守さん、弾はまだ残っとるがよ。一発残っとるがよ」というセリフをぶつけた。
その伝でいくと、「仲井真さん、弾はまだ一発残っとるがよ」と、ぶつけてやりたい。沖縄の風土も、本土の風土も、海も山も空気も風も、すべて国家のものではありません。
そこに住んでいる人たちのものです。
辺野古もしかり。
勝手に他国へ売り飛ばさないでくれ。
まあそうは言っても、アメリカにも、良心厚い人々はいます。
中国にもいる。韓国にもいる。
その良心ある人々は、国が違えど同じ人間だ。
みな、手を結び合おうよ。
翁長(おなが)さんは、きっと、そのことを、実行してくれると信じてる。
―:●(聞き取れず)を守るぞ!
おぉ!
今日来てるみなさんも、そのことを、肝に銘じて実行してください。
それができない人は、沖縄から、日本から、去ってもらおう!
甚だ短いけど、終わり!
引用元:みんな楽しくHappy♡がいい♪