@動画 > 仕事・生活 > ロンドン在住のディレクター三宅響子さんが、母の故郷・福島県浪江町で原発事故に翻弄された親類の姿を追ったドキュメンタリー/NHK・BS1スペシャル

ロンドン在住のディレクター三宅響子さんが、母の故郷・福島県浪江町で原発事故に翻弄された親類の姿を追ったドキュメンタリー/NHK・BS1スペシャル

2013年3月8日に放送された、NHK・BS1スペシャル「波のむこう ~浪江町の邦子おばさん~」を紹介します。

(所要時間:約1時間30分)

前編

後編

動画の内容
三宅響子さん

福島県浪江町。東京電力福島第一原発の事故により、町は存続をかけた闘いを強いられている。事故直後、「警戒区域」「計画的避難区域」に指定され、人びとは避難を余儀なくされた。

震災のニュースを、遠くイギリスで知った三宅響子ディレクター。浪江町は母の故郷で子どもの頃からそののどかで美しい町に遊びに行くのが楽しみだった。いつも優しく迎えてくれた邦子おばさんや親戚たちはどうなるのか。三宅は福島に向かう。

浪江で葬儀場と結婚式場、ベーカリーを営んでいた叔母、朝田邦子さんの一時帰宅に同行して警戒区域に入った三宅は、人の姿が消え、荒れ果てた町の光景に怒りを覚えるが、その原因となった会社をそれでも「東電さん」と呼ぶ叔母たちに驚く。そして、避難先の親戚やその友人たちを訪ねる中で、浪江が1960年代から原発誘致に揺れてきたこと、叔母や町議会議員だった大伯父が誘致を推進していたことを知る。

福島第一原発によって隣町の財政が潤い、人びとの暮らしが豊かになっていくのを目の当たりにした浪江町は、危険を感じながらも、若者の雇用を創出するため、東北電力の原発建設を大筋で了承した。震災は、そんな町を襲ったのだ。浪江の現状を知らず、原子力には反対しながらも十分な電力を享受して育ってきた三宅は衝撃を受ける。

離ればなれになった町民の結束を維持しようと奔走する大伯父。地域密着型だった商売を何とか再興したいと模索する叔母。故郷に戻れる日は来るのか?各地に散った子どもたちを呼び戻すことはできるのか?町民が再び一緒に暮らせる日は来るのか?そして、原発建設に賛成し、誘致をした自分たちは・・・。揺れる思いを抱えたまま、それでも将来に向けて歩み出さなくてはならない。

三宅響子ディレクターが親戚に寄り添いながら、複雑な事情を背負った浪江の人びとの心の軌跡を追う。

国際共同制作:2013年 NHK/Inselfilm/WDR/BBC/SVT/IKON/YES Doc/Knowledge Network

引用元:NHK 国際共同制作

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