単身女性の3人に1人が貧困(年収が112万円未満)です。/NHK・あさイチ「サイレントプア 声なき女性の貧困」
2012年11月5日に放送された、NHK・あさイチ「サイレントプア 声なき女性の貧困」を紹介します。
(所要時間:約1時間)
動画の内容
今、単身女性の3人に1人が貧困だというデータが国立社会保障・人口問題研究所より発表されました。
現在、日本での相対性貧困率は、税金を引いた収入が年に112万円未満をさしますが、国立社会保障・人口問題研究所が導いた「母子世帯」の貧困率は、女性の中でも特に高く48パーセントにのぼっています。
番組では40歳を過ぎて働き口がなく、一度病気で働けなくなったことから借金生活に陥り、その返済に追われ、風俗店で働く女性を取材しました。子どもや友人に助けを求める術をもたないまま、毎日生きるのに精一杯で、社会から孤立しています。
また、短期の派遣の仕事で食いつないでいる30代の女性は、一見困窮している暮らしぶりには見えないものの、食費を月1万2千円に切り詰めるため、安価な冷凍食品や試食サイトの無料のサンプル食品を利用しています。お金が無くて外出ができないことや、生活用品を買えないことを周りにはひた隠しにしています。
ひとたび仕事が見つからなくなり働く場が失われると、人とのつながりが失われてしまう、お金が無いことで友人とも疎遠になるという悪循環で、誰にも言えずに孤独に陥っています。
番組では貧困に苦しむ、または「予備群」の女性たちを取材し、声をあげられない実態を伝えました。そして、日本中に広がる女性の貧困を解決する糸口として、困窮した人に寄り添う支援態勢や、働き方の一例もご紹介しました。
門家ゲスト:勝部麗子さん(社会福祉士 豊中市社会福祉協議会)
ゲスト:水道橋博士さん(タレント)、室井佑月さん(作家)
リポーター:山田大樹アナウンサー引用元:NHK・あさイチ
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