NHKスペシャル「原発解体 ~世界の現場は警告する~」/廃炉には莫大な費用がかかり、放射性廃棄物の最終処分方法は決まっていない
2009年10月11日に放送された、NHKスペシャル「原発解体 ~世界の現場は警告する~」を紹介します。
(所要時間:約58分)
動画の内容
深刻化する地球温暖化。各国のエネルギーの獲得競争。世界を巡る環境が大きく変わる中、今(※放送は2009年10月11日)、原子力発電が注目されている。火力発電所に比べて大幅に二酸化炭素の排出が少なく、発電の出力が大きいからだ。
チェルノブイリ原発事故以降、脱原発の政策を続けてきた欧米。中国・インド・ロシアなどの新興国。そして産油国までも建設に舵をきった。世界で新たに導入の準備がすすむ原発の総数は100基にのぼる。
その陰で初期につくられた原発が役割を終えて解体されている事はあまり知られていない。閉鎖された数は既に120基あまり。私たちは原発の大解体時代をむかえていたのだ。
国内にも「ふげん」と「東海発電所」の2つが解体に着手。取材クルーははじめて、知られざる原発解体の現場に密着した。そこでは放射線という一般の建物にはない特殊な環境下での厳しい作業が続いていた。
次々と関係者の事前の想定を越える壁が立ちふさがる。さらに原発の解体は別の課題を抱えていることもわかってきた。解体した後に発生する大量の放射性廃棄物を処分する場所が未だに決まっていないというのだ。
世界の社会経済環境が大きく変わる中で高まる原子力発電へのニーズ。一方で未だ解決の道筋がみえていない解体からでる廃棄物の行き先。この難しい問題にどう私たちは答えをだすのか。解体現場の取材からの報告。
引用元:NHKスペシャル
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