2015年1月2日 科学・技術 タグ: 原発問題, 報道ステーション
経産省の報告書が矛盾だらけ!「原発依存度を可能な限り低減する」と書かれているのに、原発の「建て替え」「価格保証」の意見が盛り込まれる/報道ステーション
2014年12月24日に放送された、報道ステーション「経産省の報告書 原発依存は低減なのに・・・ 「建て替え」 「価格保証」の意見も」を紹介します。
(所要時間:約8分)
動画の内容
原子力小委員会では(※2014年)4月に国が決めた「エネルギー基本計画」のうち、原発に関する具体的な措置を検討してきた。今日(※2014年12月24日)その報告書が出された。
これまで政府は原発依存度を可能な限り低減するとしてきた一方で、今日の報告書には原発のリプレース(建て替え)を進めるという委員の意見を盛り込んだ。
増田寛也委員は「エネルギー全体を安定させるために建て替えを進めていくべきだと思ってる」と話していた。
伴英幸委員は「多くの人が建て替えということを言っていないと原子力時代が終わっちゃうという危機感で言ってる、それは納得できない。」と話していた。
国のエネルギー秘本計画では原発を重要なベースロード電源と位置付け、以前の民主党政権が掲げた「2030年代に原発稼働ゼロ」の政策から大きく転換した。その後電力業界は国に対して様々な要求を行ってきた。
電気事業連合会の八木誠会長は「新増設、リプレース(建て替え)がおのずと必要になると考えている」と話していた。
原発優遇案の意見もあった。原発で作った電気に価格保証をするという案。2016年から電力自由化でエネルギーの価格競争が始まる。
原子力小委員会の山名元委員は「原子力を確実に維持することで国益をあげるために、完全な自由化的でない部分が出るのはしょうがない」と話していた。
他にも原発が再稼働した自治体には交付金を厚くする案も提示した。
しかしその基本計画には「原発依存度を可能な限り低減する」とも書かれているという。
引用元:TVでた蔵