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「もう戦争はいやだ」 憲法九条 平和への闘争 ~1950年代 改憲・護憲論~/NHK・その時歴史が動いた

2007年5月2日に放送された、NHK・その時歴史が動いた <憲法施行60年 特集>「憲法九条 平和への闘争 ~1950年代 改憲・護憲論~」を紹介します。

(所要時間:約1時間)

動画の内容
もう戦争はいやだ

昭和20年、大きな犠牲を残して戦争は終りました。終戦から2年後の、昭和22年5月3日、日本はひとつの宣言をします。

― 日本国憲法 第9条です ―

戦争の放棄、戦力の不保持。その平和主義は、世界でも類を見ない徹底したものでした。

しかし、その理念は、施行後すぐに揺らぎはじめます。朝鮮戦争の勃発、東西冷戦の激化に伴い、アメリカは一切の軍備を捨てた日本に、再軍備を求めます。時の総理大臣 吉田茂は、日本の独立を果たすため要求を受け入れます。保安隊、さらに自衛隊の創設。軍備の増強が進められました。

しかし、9条との矛盾の深まりは、2つの政治勢力の対立を生み出します。一方は、9条の改正を目指す「改憲」勢力です。憲法で軍備を明確に認める。もう一方は、9条を守ろうとする「護憲」勢力です。平和憲法を守り抜く。

そんな中、改憲を目指す、岸信介(きしのぶすけ)を首班とする内閣が成立。岸は改憲への布石として、日米安全保障条約の改定による防衛力強化を目指します。

しかしその頃、核実験や米軍駐留に反対する反戦運動が拡がります。国民の間に憲法9条の理念が定着しつつありました。岸が進める安保改定は、国民の戦争への不安に火をつけます。国会はデモ隊に包まれ、全国で数千万の市民が声をあげるのです。

― もう戦争はいやだ ―

特集・その時歴史が動いた、今日は憲法9条をめぐり、「改憲」「護憲」論争が火花を散らせた激動の時代を見つめます。

引用元:その時歴史が動いた

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