2012年7月4日 科学・技術 タグ: BS世界のドキュメンタリー, アメリカ, ドイツ, フランス, ロシア, 医療
BS世界のドキュメンタリー <シリーズ 医療研究の最前線> 「絶食療法の科学」 /『絶食』で体にストレスが加わることで人間本来の抵抗力や治癒力が高まる
2012年4月25日に放送された、BS世界のドキュメンタリー・シリーズ 医療研究の最前線「絶食療法の科学」を紹介します。
(所要時間:約49分)
無神論者のワタシが、「なぜ宗教に“断食”があるのか?」を科学的に理解できました。
動画の内容
バイカル湖畔にあるロシア・ゴリアチンスク病院では、50年前から絶食療法を実施している。
アレルギーやぜん息などの患者に対し医師が説明を行ってから、10日から3週間にわたって絶食を行う。期間中、口にするのは水だけ。
三日ほどで空腹感は無くなるが、頭痛や倦怠感が生じるため、医師が検査を行い、場合によっては絶食を中断する。
絶食療法は1950年代モスクワで精神病患者の治療として取り入れられた。その過程で高血圧や内臓疾患にも効果があることが判明。
1970年代に大規模な研究が進み、絶食で体にストレスが加わることで、人間本来の抵抗力や治癒力が高まることが分かってきた。その後、ぜん息治療でも絶食が活用され効果を上げている。
ロシアでは絶食療法が医療の一部として認知されているという。
また、ドイツでは国民の2割が絶食療法を経験している。各地の病院では医師の監督のもと3週間程度の絶食治療コースを提供。肝臓の肥大や機能低下が回復した例などが多数、報告されている。
ロシア、ドイツ、フランス、アメリカでの“絶食の科学”の最新研究を追う。
原題:Science of Fasting
制作:Via Découvertes Production/ARTE France (フランス 2011年)引用元:BS世界のドキュメンタリー