2013年7月2日 ペット・動物 タグ: BS世界のドキュメンタリー
愛犬家から賛否両論の大反響があった告発から3年、犬たちの現実に変化はあったのか?/BS世界のドキュメンタリー「続・犬たちの悲鳴 ~告発から3年~」
2012年8月21日に放送された、BS世界のドキュメンタリー「続・犬たちの悲鳴 ~告発から3年~」を紹介します。
(所要時間:約50分)
動画の内容
イギリス中の愛犬家から賛否両論の大反響があった告発番組「イギリス 犬たちの悲鳴 ~ブリーディングが引き起こす遺伝病~」の放送から3年。番組ディレクターは犬たちの現実に変化があったのかどうかを確認しようと再び関係者への取材を行う。
獣医師会やブリーダーたちは、近親交配により深刻な遺伝性の疾患が蔓延している犬種の遺伝子を徹底的に調査しようとしているが、トップブリーダーたちが血液サンプルの提供を拒むこともあり、成果は限定的だ。
遺伝性疾患を発症する確率が極端に高くなってしまった犬種について、あるブリーダーはこれ以上の繁殖はやめるべきだと独自の活動を通じて訴えている。
一方、ダルメシアンでは、別犬種との交配により健康な遺伝子を取り戻した個体を海外から輸入することをケンネルクラブが許可した。こうした動きに対して、一部のブリーダーたちが根強い抵抗を続けている現実が明らかになる。
さらに犬種の特徴を規定する「犬種標準」が見直されたにも関わらず、ドッグショーでは今もブルドッグやパグなど短頭種の特徴が極端に強調されるなど、犬の健康が二の次にされる状況が続く。
顔が平らなために呼吸という生存のための基本的なことさえ困難な犬を、ブリーダーたちは生み出し続けているのだ。
犬たちの健康を守ろうとする様々な取り組みとその限界を検証していく。原題:Pedigree Dogs Exposed, Three Years On
制作:Passionate Productions/BBC (イギリス 2012年)引用元:BS世界のドキュメンタリー