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そもそも過激派組織「イスラム国」に対し日本はどうすればいいのか?/そもそも総研

2015年2月26日に放送された、そもそも総研「そもそも過激派組織 『イスラム国』 に対し日本はどうすればいいのか?」を紹介します。

(所要時間:約20分)

動画の内容 (ジャーナリスト・西谷文和さんの解説部分・書き起こし)
西谷文和氏 「(日本は)こういう和平提案ができる先進国の中で唯一の国」

西谷さん:

“北風と太陽”でよく言いますけど、あの アメリカは「テロに屈するな」ということで、例えばアフガニスタンで13年半 空爆したんです。だから、タリバンをず~っと あの 壊滅作戦してたんですね。

極端な話言いますと、わたし あの タリバンの村 取材したことあるんですが、「タリバン兵が2人紛れこんだ」と。村の中に。アメリカは村ごと焼くんですよ。ということは、50人の、あの 無実の人が亡くなっちゃうわけですね。

そうすると その中の、親を奪われた若者が、ニュータリバンになったわけです。北風政策で どんどんどんどん 空爆すればするほど、タリバンは増えたんです。

玉川キャスター:

じゃあ 日本はどうすれば良いですか?

西谷さん:

だから太陽政策ですよ。

「食料を届ける」、あるいは「仮設住宅を建てる」、あるいは「毛布を与える」。こういうことをすれば、明日に対して生きる希望ができますね。怒りの中で絶望するから、「イスラム国」の爆弾を身に着けて自爆したりするわけですね。

希望があれば、イスラム国には、入りにくく… 入らないと思います。人間 お腹が減ってる時と、満腹のとき、どっちが喧嘩しやすいか言うたら、腹減ってる時のほうが喧嘩しやすいわけですよ。

凍えながらね、「明日死ぬかもしれない」と思って生きているよりは、ちゃんと ぬく…、ある程度、あったかい部屋があれば、自爆テロしないわけですよ。

ナレーション:

西谷氏は、ニッポンならではの立場を生かした「平和貢献の方法がある」と言います。

西谷さん:

日本は、非常にいい位置にいましてね、和平提案ができる 先進国の中で唯一の国なんです。

ナレーション:

ニッポンならではの「平和貢献」とは、一体どのようなものなのでしょうか?

西谷さん:

メインの戦いは、アサド軍と自由シリア軍なんですよ。ここをず~っと放置したために、イスラム国が出たわけです。

で、そういう意味では、あの 日本は非常にいい位置にいましてね、あの~ 日本は軍隊を派兵してないから、イギリスのロンドンでやろか言うても、イギリスは空爆してるでしょ? フランスもパリも空爆してるから、パリ会議もできない。

東京和平会議ならですね、あの アサド軍と自由シリア軍 来るんですよ。こういう その 和平提案が出来る、先進国の中で唯一の国なんです。

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